日本人の切腹の慣習について
日本人の切腹の慣習について - ちゃんこ
2004/09/28(Tue) 22:11
日本史を学ぶ中国人です(嘘で〜す)
日本には「腹を切って自害する」という怖ろしい習慣があったようですね。
「忠臣蔵」での浪士らの切腹は江戸期でも最大の美談と称えられるし、
あの三島由紀夫も切腹しています。
しかし三島の場合は昔のことではなく、七十年代の出来事なのです。
日本には今でもそのような野蛮な習慣が残るのかと驚いています。
う〜〜ん - おなかいたいよ
2004/09/29(Wed) 00:01
切腹は、外国人の目に好奇的に見えるでしょうが、別に国民的娯楽として愛好されたわけではありません。
日本人が切腹を美化する伝統をもつといっても、大多数からはやはり、異常で恐ろしい行為とされていたはずです。
ちょうど、中国史での人肉食の慣習化が、飢饉などやむを得ざる事情によるもので、民にとっていつの時代も、人が人を食するのはおぞましい行為に変わりなかったのと同じですよね?
(こんな例えをもちいたのは中国への悪意からではありません。日本人もやはり、食糧が欠乏すると豹変し、東北の飢饉や戦時中のフィリピンで、いともたやすく人肉食を受け入れた過去があります。餓死直前の食人行為は人類に共通する本性でしょう)
三島由紀夫の件については、伝統に則った行為などでなく、パリで白人女性を殺し、人肉を食した日本青年と同様、病んだ心が招いた流血沙汰にすぎないと思います。
たしかに三島は病んでたな -
2004/09/29(Wed) 00:35
> 三島由紀夫の件については、伝統に則った行為などでなく、パリで白人女性を殺し、
> 人肉を食した日本青年と同様、病んだ心が招いた流血沙汰にすぎないと思います。
三島が市ヶ谷での決起の直前、海外マスコミの取材に応じたときの表情は神経症患者そのもの。
そういえば第二次大戦が終わるまで - わりと近代なのに
2004/09/29(Wed) 08:58
日本の軍人、さかんに切腹やっとったよね。
あの時代を振り返ると、まったく鬱になる。
先生、質問です - 原桐子
2004/09/30(Thu) 16:44
初めて切腹したニッポン人は誰なんですか?
たぶん適正な回答 - 先生になりたい
2004/10/01(Fri) 11:35
> 初めて切腹したニッポン人は誰なんですか?
大昔の話ですよね。
その人、断りもなく勝手に死んじゃったわけだから、
記録が残されておりません。
そういうことです、はい。
あっぱれな名回答ですが・・ -
2004/10/02(Sat) 07:05
> その人、断りもなく勝手に死んじゃったわけだから、
> 記録が残されておりません。
原桐子さんの聞きたかったのは、「記録に残る最初の切腹」という意味なんじゃ?
いい本あったよ - ヒデ・エノ
2004/10/02(Sat) 13:54
ひでえの、ひでえの。
http://home.att.ne.jp/blue/AHdualism/shohyou/spkh.htm
先生、質問で〜す - 原桐子
2004/10/05(Tue) 17:24
中国の食人文化と日本の切腹文化は、どっちが野蛮なんですか〜?
土人さんに答えてもらいましょう - 先生、わかんないや
2004/10/05(Tue) 20:55
土人さんに聞きました
↓
土人さんが答えます - 食人種
2004/10/05(Tue) 20:57
ウッホ、ウッホ
中国人は食い物ないと、たがいで食いあう
わしらと似てる
白人は人肉食わんのに、よく殺しあう
もったいない
日本人も人肉食わんが、腹切って自分を殺す
一番もったいない
結論 - わかったでしょ
2004/10/11(Mon) 19:41
「野蛮」がどうのよりも、日本の切腹行為はあきらかにリソースの「無駄」ということですね。
「野蛮」がどうのよりも、って・・ - 野蛮ですよ
2004/10/12(Tue) 06:24
あれはなんだって、「腹かっさばく」のかね?
刃物を使うんなら、喉を突くとか、心臓を貫くとか、もっとすっきりしたやり方でも死ねるじゃないの。
それをわざわざ、苦しくて、バッちくて、すぐには死ねないやり方で命を絶とうとする。
はみ出た腸を自分の手で引きちぎり、投げつけるなんて、いかにも自虐趣味で野蛮だよね。
これでは、中国の食人文化を卑しめない。
飢饉の大陸と違い、列島では「食材」が余ったから倒錯的な愉楽として用いたのか。
先生、質問で〜す - 原桐子もどき
2006/01/23(Mon) 13:06
きゃーっ、首からバルコニーが!
三島由紀夫はどうして、切腹なんかやって死んだんですか?
切腹って、みんなの前で見世物にするものじゃなく、もっと厳粛にやるんじゃなかったでしょうか?
Re: 日本人の切腹の慣習について - じぇ
2006/01/23(Mon) 17:29
古来、日本人は腹に魂が宿ると考えました。
丹田というやつです。
で、「私の行ったことは良くないことであったが(もしくは、不手際であったなど)、この身に罪をかぶったとて魂までは穢れてはいないということをお見せしよう」という考えの下、切腹という儀礼(といっても実際にかっさばいた人はそう多くはありませんが)が行われていたわけです。
そういう意味で、意地を通すことの許される死に方、すなわち「上等」な死に方であると考えられたのです。
社会がそういう構造であった以上、そういった精神性は現代とは比較にならぬほどに社会に影響を与えたのです。
良くも悪くもね。
現代の価値観は昔と比べてずいぶん変わってしまいました。その善悪を問うのは意味がないことですので多くは語りませんが、当時の時代背景を考えることなく、野蛮、の一言で断ずるのはあまりに早計ではありませんかな。
笑ひました - 森田添削
2006/01/24(Tue) 14:56
× きゃーっ、首からバルコニーが!
○ きゃーっ、首がバルコニーから!
又は
○ きゃーっ、バルコニーから首が!
Re: 日本人の切腹の慣習について - 三八先生
2006/01/28(Sat) 07:45
ああなるんじゃないよ
>三島由紀夫はどうして、切腹なんかやって死んだんですか?
『潮騒』読めばわかるでしょ?
三島くんはもともと、自己否定型の作家で、自虐の構図を好むインテリだったんだ。
(だから、切腹になどとり憑かれてしまったのでしょう。)
変身願望も強かったようだし。
それで、ボディビルで見かけだけ逞しくなり、身を挺して祖国を救う勇者であろうとしたわけ。
(断じて、二二六事件の青年将校に呪われたからじゃありません。)
マゾって、や〜ね - きゃー、見えちゃった
2006/02/04(Sat) 11:04
お腹なんか切って、何が嬉しいのかしら?
Re: 日本人の切腹の慣習について - 清造
2006/02/11(Sat) 17:21
「野蛮な習慣」って、傲慢な考え方だな。
江戸時代には特権だったのだが。
切腹の作法を教えるために切腹したとか、
おかしな切腹の逸話は多い。
「堺事件」が海外に切腹の文化が認知された時と言われる。
http://litmix.net/8DE48E968C8F/
ただ、厳粛に切腹をする他に、
饗宴を開いて切腹するのもあったようだ。
切腹 Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%88%87%E8%85%B9
日本で平安時代以降におこなわれている自死の方法。源為朝が最初に行なったとされている。主に武士の間で行われた。封建時代の武士にとって、主君より「死を賜る」という名目において名誉ある死に方とされた(処刑の斬首よりも切腹の方が名誉ある死に方であった)。
(中略)
戦での首切りの習慣や周辺諸民族の風習と併せて考えると、切腹は南方諸民族の共有していた生命観に行き着く。即ち、命は腹や頭に宿っており、勇敢な戦士の魂を自分のものとするために斬頭したり、自己の魂を見せつけるために切腹したりするのだと考えられるのである。