邦画品質向上委員会って? 

邦画は、「世界では受けない」のではない
日本の「国内でさえ」受けない
だから、海外でも受けない

そんなガラクタが自分の国の映画であっていいものか!?


                    

早い話が、今の日本映画では金を払って観たくない、もっと入場料に値するものにしてくれという人達の集い




 映画は誰のものか? 

 「なんじゃ、このツマラン映画は?」「バッキャロウ、金返せ〜っ!」
 今日も、邦画上映館をあとをした観客から、罵声と怒号が轟きわたる。
 いやあ、面白い日本映画って、ホンっトに少ないですもんねえ(ため息)。

 別のことを言う人も、いるにはいます。
「みなさん、日本映画の本当の素晴らしさを知ってますか? いまほど邦画が面白くなった時代はないんですよ。若手の傑作が海外の映画祭で次々と受賞してるじゃありませんか」

 御宣託の通りでしょう。だが、そんな「傑作」より、理屈ぬきに面白い、みんなで盛りあがれる日本映画があったらなあ、というのが大多数の本音(みなさんから集まった声により裏付け済み)。
 子供の頃まずい給食を無理して食べたように、つまらない映画に入場料を払うため、劇場に足を運ぶ人などはだれもいません。

 なぜ、日本映画はつまらないのか?
 すでに議論する時は終わりました。

 つまらなければ、面白くすればいいのです。
 面白い映画をつくってもらう。そう要求するんです。
 だれに? それは、映画を作るのが商売の人たちに。
 だれが? もちろん。お金を払って映画を観る、お客のわれわれがです!

 しごく当然の市場原理ではありませんか。



 観客にできることは? 


 観客とは、観せられる立場にありながら、観るものを選び、観たいものを求める存在。
 そうです。
 観客こそ、映画がどのようなカタチとなって市場に出回るかを決められる主役。

 われわれが、映画産業の構造の中では消費者という立場であることを踏まえたうえで、日本映画のためにできる最良の貢献とは?
 それは、消費者のニーズからメーカーをせっつくこと、すなわち「こんな映画を作ってほしい」という願いを具体化させた企画をこしらえ、映画会社に持ちかける活動にほかなりません。

 けっして、大それたことをやろうというわけではないのです。

 われわれの多くは映画業界人ではありません。
 仕事があり、勉学をし、家事に追われ、できれば映画以外の趣味をも楽しみたいと望む一人一人。
 そんな普通の人たちが結集し、邦画各社に面白い映画をつくってくれるよう請願するためのサークル。
 それが、邦画品質向上委員会なのです。



 委員会に加入するには? 


 日本映画を面白くしたいという、このポリシーに賛同する人なら、だれでもいますぐ、自動リンクへの簡単な登録だけでOKです。なんら義務も制約も課されない加入条件なので、是非是非、ご入会くださいますよう。
 って、つい最近ようやく、会員の募集をはじめたところなんですけどね。(^-^)

自動リンクへの加入登録



 企画づくりへの参加の仕方は? 


 意見です。とにかく、意見を出すこと。
 本当にどんな意見でも、ここでは通用します(いえ、通用させます)。
 「こういう映画が観たいなあ」というご希望を述べるだけでも結構。

 それをもとに、だれもが参加できる条件のもと、大勢で、さらに意見を加え合い、練り上げ、より具体性を持たせながら、どんどん発展させていく。
 そうやってまとめあげた企画案を、できれば脚本のかたちにまで仕上げ、映画会社などへ持ち込んでまわります。

 また、ここで出来るものを映画の企画だけに限定する必要はありません。
 映画化する前段階として、劇画の原作というかたちでコミック誌に売りこんだほうが通りやすいはずだし、テレビ・ドラマやファンタジー小説、ゲーム用ソフトなどをターゲットにしてもいいわけです。

 要は、われわれの欲するイメージ、欲するキャラクター、欲するストーリーを、われわれでつかみ出すこと。
 自分たちの求めるものを自分たちで手に入れようとする観客は、無敵です。

 うまくいけば、皆さんのアイディアがきっかけとなり、世界的ヒットが生まれるかも?
 けっして大それた夢だなどと思わないでください。
 「風と共に去りぬ」「ベン=ハー」「スター・ウォーズ」「タイタニック」……どんなヒットも、観客側がつくりだすものなんですから!
「委員会」と銘打っていますが、なるべくなら組織的体系はとりたくないのです。


 わが委員会にできることは? 


 そもそも、こういったことは前例のないことなので、どこまでいけるものかは、まるで未知数です。
 映画会社が若手の創作集団に、企画ばかりか映画づくりまでをまかせたことはありましたが、その結果は?
 トレンディ映画という時に流されるだけの短命商品が出来あがっただけの話で、話題づくり以上の意味で観客側に益したとは思えません。

 なぜ、観客の声が反映されることにならなかったか? 

 それは、彼らが、観客の中から選ばれながら観客の視点に立たず、売る側の立場から「こうすれば軽薄な層に受けるだろう」という間違いだらけの人気作に仕立てようと狙ったからではないでしょうか?
 「売るために買う側の視点に立つ」のではなく、「自分の仕事ぶりを見せる」ことだけを考えていたわけです。

 われわれの活動がもしかしたら、日本映画の新しい流れを生むきっかけとなるかもしれませんが、マスコミ側の足場に立ってしまってはいけないのです。

 門外漢であること。
 そこがわれわれのメリットだし、その立場から離れたうえは、自分たちで企画を立ち上げる意味などありません。
 われわれは観客です。面白い映画を欲するだけの一々です。そして実は、邦画界の存亡を左右する巨大な勢力なのです。

 映画づくりの実際面はプロの職人にまかせるが、しかし彼らの仕事ぶりにもっとも大きな影響力をもって働きかけられる存在であること。
 この自覚を持つことが重要です(あー、説教っぽくなった)。




                         

われわれでつくった企画を映画会社に突き付け、だれもが見たがる、本当に面白い邦画を実現してもらおう!




Home