インドと軍事同盟って‥‥アホかよ - よ〜く考えてから味方しよう

2006/01/06(Fri) 08:27

「中国を牽制する」ために、一部の政府関係者が軽挙妄動している。
よりにもよって、インドと軍事的に連携しようというのだ。
日本の外交センスの欠落は、松岡外相の当時とあまり変わってない気がする。
この愚かな同盟は、アジア全体に火種を撒き散らし、日印ともにお荷物を抱え込むだけの結果となるだろう。

インドはたとえれば、ユーラシア大陸のファシスト＝イタリーである。
大国を気取りながら軍事的な実態は弱小国で、そんな国と同盟しても、ムッソリーニの軍隊を味方につけるような心強さしか得られない。
実際、戦争に負けてばかりいる国（インド）とけっして戦おうとしない国（日本）とで軍事同盟を組むとは、物笑いの種でしかなかろう。

だいたい、軍事同盟とはどういうことだかわかってるのか？
同盟した国の敵国と敵対することなのだぞ、コイズミ。
ということはだ、インドのためパキスタンと戦争できるのか？
まさか、第九条を盾に軍事力の行使を拒むというなら洒落にもならんぞ。
インドにとって危急の時、日本から力の支援が期待できないのでは、日印同盟などなんのご利益にもならんだろう。

だがインドの要求に応え、パキスタンと敵対した場合、日本は最悪、イスラム諸国すべてを敵にまわす事にもなりかねない。
外交上手の中国なら、そこを逆手にとって、日本の国際的立場を不利にしようと動きだすだろう。

となれば、インドとの同盟は新たなる三国同盟であり、日本にとって災厄をもたらすだけの予感が‥‥。
首相と外相の、なんでも日本に都合よく考え、中国を挟み撃ちする事しか頭にない浅はかぶりが気になる。