管理人自己紹介




 このサイトには管理者のプロフィールがどこにもない、という指摘があった。
 いいではないか。
 管理者のプロフィールなら、どこのサイトにもあり、書かれることもなぜか同じような内容だから、うちのサイトにまで来て読まなくても不足感をきたすと思えない。

 だいたい、プロフィールを面白く読ませるのは至難というもので、どのサイトでも滅多に関心を払われずに素通りされるコーナーだ。
 「平凡な人間が自分の経歴を包み隠さずに描きのけ、しかも楽しみと共感をあたえられる事例は、多くあるはずがない」のだから。

 そういうわけで、当サイト管理人も、正体まであからさまにしない。
 あからさまになどしなくても、このサイトが自分好みに造型されるかぎり、「サイトの中にぼくはいる」(笑)。
 ホームページというものはそれくらい、存在の本性を偽りなく証するものなのだ。

 したがって、嘘もつかない(いや、嘘がつけない)。
 以下に述べるのは、だいたい真実のこと、すくなくとも書いた本人は真実と信じていることばかりである。


●ペンネーム
 青木誠一(あおき・せいいち)。
 画家に同姓同名の人がいるらしいが、小学生の頃から名乗っており本名のような気がしているので、今更変えるわけにいかない。


●モットー
 事実には、忠誠。
 現実には、挑戦。


●趣味
 なし!
 いろいろやってみたが、これというもの見つからず。
 映画、文芸、パチンコ、料理、猫、カメラ、精神分析、ジョーク、歴史、オカルト、未来学……現在インターネットにはまってるのも、次にのむり込む対象が見つかるまでの予備的状況なのかも。


●性格
 凝り性である。
 パチンコを始めれば、名古屋からパチンコ台を取り寄せて釘を研究、ビタミンに染まれば、アメリカから個人輸入で取り寄せる。とにかく、とことん極めずにいられない。
 そうしてとことん極めても、前述した通り、早々と飽きるのだが。


●好きなもの
 特売会。新規開店。無料配布。見切り品。落ちてる財布。階段をのぼる女の子。


●キライなもの
 最近のTV。とりわけワイド・ショーとCM。つくり手たちの、視聴者をコントロールするかのような自惚れぶりは、目に余る。


●好きな食べ物
 刺身。魚料理。ジャガイモ、カボチャなど、ゴロッした野菜。ナッツ類。果物。豆腐と納豆。豆料理。その他。


●キライな食べ物
 学校給食。社内給食。軍隊給食。病院給食。囚人食。


●好きなこと
 歩く。風に吹かれる。小雨に濡れる。船に乗って、波のリズムに同期する。


●嫌いなこと
 転ぶ。吹き飛ばされる。溺れる。必要以上の活性酸素を体内に取り入れる。


●好きな人
 人に謝れる人。神に感謝できる人。自分を生かせる人。
 しゃべらなくても言いたいことのわかる人。


●キライな人
 トイレ使いたいとき、中に入ってる奴。
 満員電車で、口あけて寝てる客(タバスコたらすぞ)。
 「逝ってよし!」とか、わからんことほざく者。
 ガキでもないのに煙草すう奴。
 リュックサックしょって町を歩いてる馬鹿。


●好きな雑誌
 『リーダーズ・ダイジェスト』。
 非常に読みやすい。


●キライな雑誌
 『タイム』。
 読みづらい。もっとちゃんとした英語で記述してもらいたい。


●好きな映画
 デビッド・リーンの全作品。
 娯楽性においては、以下の監督の作品が信頼できる。
 ジョン・スタージェス。アンリ・ベルヌイユ。テレンス・ヤング。アンドレ・ド・トス。


●嫌いな映画
 暴力映画。アクション描写がなまぬるい映画。人命を粗末にする映画。スタントマンの死ぬ演技がへたな映画。正義を振りかざして、人を殺しまくる映画。敵と味方で激突しあうという直前、「争いはやめた」と仲直りしてしまい、ガッカリさせる映画。


●好きな作曲家
 モーリス・ジャール。
 どれほど大規模な編成のスコアを手がけても、特有の気品を失わずに躍動的なオーケストレーションに仕立てられる。
 『日曜日に鼠を殺せ』のサントラ盤を聴く機会があったら、全曲味わうようお勧めしたい。これほどピュアで緻密な音づくりのできる人はそうはいない。


●影響を受けたシナリオ・ライター
 ロバート・ボルト。ハル・クレイグ。フィリップ・ヨーダン。


●好きな作家
 北杜夫。とりわけ、「どくとるマンボウ」での北杜夫。
 遠藤周作と人気を二分した人だが、当サイト管理者は、遠藤周作の本を読んで大笑いできたことがない。心の底から笑えるものを書いたのは、北杜夫のほうである。


●一目おく作家
 トルストイ。 トルストイ。 トルストイ。
 だれかが、「彼と較べれば、他のどんな作家も、無意味でチャチな遊戯に興じている」と評したのは、本当のことだと思う。
 トルストイは、二十一世紀にこそ真価が評される仕事を成し遂げており、後進がこの境地まで達するのは、今後も不可能かもしれないのだ。


 ちなみに、作家としての自分のタイプは、ヘミングウェイ型というより、モーム型。
 神経質なくせに豪放ぶるような真似はしないが、口下手なのを饒舌に見せかけるのに巧みということだが。



 ここまでだけでも読んでくれた貴方に感謝。
 「サイトは人」。他のコンテンツも見てもらえば、かくなる人格からこのようなサイトがつくられたのだと納得いただけるでしょう。