南京事件否定論、その本質



問題の本質は、虐殺があったか無かったかというより、あの時、あの場に日本軍がいたことに集約されるのではないでしょうか。

結局のところ南京論争というのは、ポーランドに攻めこんだドイツ軍がワルシャワで虐殺をしたか、しなかったかという程度の些事を論じ合うことでしかありません。
それで仮に、ワルシャワで虐殺が起きなかったと証明されればドイツのポーランド侵攻がすべて正当化され、ドイツの罪も免除されるかといえば、無論そんなことはない。

でも、それと同様の実に馬鹿げた「議論」を重ねていき、なんとか南京事件を否定することで中国への侵略の罪そのものをもみ消そうというのが日本の歴史修正主義者なんです。

所詮、徒労なわけですが、彼らは徒労と思わない。
本当に気違いじみています。



戻る