みなさん、いらっしゃい
(邦画余話)




 当サイト管理人の求めに応じられ、はるばるお越しくださったことに感謝します。
 日本映画がずっと面白くなってくれることを望み、その可能性を認めた者同士として、今後とも、長らくの付き合いを願いたいと思います。
 ここは本来、他のサイトとおなじく、気楽な気分で映画への思いを語り合う場です。
 管理者の思いが先走りし、こむずかしい口調で邦画の問題点を書き連ねる結果となったため、いくぶん難解な感じに、映画おたく調の様相を呈しているかもしれませんが、当サイト管理人の目当ては、ひとりでも多くの方に日本映画への意見を述べていただくことにあり、筆力や知識が足りなければ参加できないわけではありませんので、どの方もどうか遠慮せず、思うところのままを書き残していただけたらと思います。 


 ボールドウィン末男さん、いらっしゃい。
 云われるとおり、映画自体の集客力でブームが起こるべきものを、マスコミ戦略でカタチだけのヒット作に仕立てるようにしたことが間違いの大元でした。
 宣伝費を使って客を集め、凡庸な出来の作品を見せまくってきたわけですから、人々の邦画への信頼が地に落ちる結果となったのは当然です。
 また、こうした姿勢でつくられた映画が世界市場で通用するはずがないことも道理でしょう。
 

 ゆきこさん、いらっしゃい。
 この掲示板では、どんな長さでどんな内容のカキコでも大歓迎です。
 難しい映画論でなく、普通の映画ファンの思うところを二行、三行と書いてもらえるだけで十分ありがたいことなんです。


 yosifumiさん、いらっしゃい。
 人材を育成する努力を怠ることで今日の事態を招いた邦画産業が、ついに本業の映画制作からも手を引く。
 日本の観客ばかりか日本の映画会社が、日本市場での日本映画の商品性を見限るとは、恐るべき事態が到来したものだと思います。
 ここまできたら、われわれは「日本映画後の日本映画界」に希望を託するしかないのかもしれません。


 半熟たまごさん、いらっしゃい。
 おっしゃる通りです。ワンポイント・アピールだけでみんなが観たくなるような濃い口の魅力をもった映画が最近の邦画にはないんですよ。
 是が非でも見に行かねばいられないほど観客のニーズに応える映画をつくる……こんな、映画会社にとって当たり前のことができなくなっている現状は、邦画界が抱える難題が克服不能なほど多事にわたることを物語っているようです。

 以上は、当サイト管理人による投稿ナンバー、19番、20番、21番、22番の方々へのレスです。
 それ以降の投稿ナンバーの方々は、いましばらくレスをお待ちください。
 反応の鈍い管理人ですから。