寄ってたかって名企画ログ4


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[43] 女子プロレスもの   投稿者:阿僧祇 投稿日:2000/10/28(Sat) 23:23:15  

 先般、ホームページで展開して予想外の反響をいただいた女子プロレス物語「処刑裁判」をそのまま映画の企画に…(笑)

 侍の「果たし合い」をリング上でできるだけ再現するため作られた「古武道ファイト」という企画。刃の無い凶器の無制限使用許可、助太刀飛び入り勝手、故意の殺人は一応禁止、逃亡は引き分け…という過酷なルールに、ある事件の処罰として投げ込まれる新人アイドルレスラー。

 複数の敵を一度に迎え撃つ処刑マッチ。空手出身のベテランレスラーはなぜ反対しなかったか?彼女に助っ人はあらわれるのか?そして処刑試合の果てに彼女が見たものは…

 実はシナリオ化の要望は寄せられたんですが、僕が書くと上映時間3時間以内に収められそうに無いストーリーだったので手をつけてません、、、
 (^^;


アオキ印 > 面白そうだけど、適役を選び出すのが一苦労でしょうね。とくに、ヒロインが。 (2000/11/03(Fri) 01:49:52)
阿僧祇 >  …アニメ向きかもしれません。(^^; (2000/11/03(Fri) 04:00:48)




[31] あってもおかしくない作品なのに   投稿者:にわか特撮オタク 投稿日:2000/10/26(Thu) 10:15:15  

 時は戦国時代。
 とある村に伝わる伝説の秘刀あり。(刀は三本、雌雄刀と忍者刀)
 その刀を巡る2国の争い、暗躍する怪しき者…。
 2国に引き裂かれれる雌雄刀、争う秘刀の継承者たち。<ネタ的には、忍者刀は公儀隠密が所持していて欲しいな。
 やがて3人は、怪しき者どもから日本を守るために、共に力を合わせて戦うようになる。
 最後は、大円団でもいいし、悲劇でもいいです。
 雌雄刀を互いの国の男女に持たせて、ラブロマンスを絡めたりすると、ポイントアップ。(ニヤリ)

 シナリオ的なものはこれぐらいで、アイデアとしてはこの秘刀にポイントを合わせてはどうかと。
 秘刀を正面に構え、「破邪・現臨!」とか叫ぶと鎧武者風の、甲冑が装着される!<ノリは戦隊ヒーローで。
 刀もアニメの「ムサシロード」みたいな感じで、鍔の部分が「チャキィーン!(笑)」と変形して欲しいですね。
 最近の戦隊物の技術を使いつつ、「特捜・ウインスペクター」などの、3人で戦うコンバットアーマーネタを、時代劇に盛り込んでみるという物です。
 お目汚しにどうでしょう?
 僕的には、あっておかしくない作品と思っていたのですが。
 邦画の監督って、日本のアニメや特撮を毛嫌いしてません?
 ハリウッドの監督なんか、平気で「ここは良かったのでパクッたよ〜」なんて言うのに。(爆笑)
 思うに、言ってもいいんです。
 そのパクッた部分が、うまく昇華出来ていれば。
 それが出来ない、邦画の監督が多いような気がします。
(あくまで、邦画=実写という見方で書いています。<邦画ファンの方には申し訳ありませんが、僕はアニメや特撮を一緒にされたくないです。)


阿僧祇 >  秘刀というマジックアイテムを使ったカッコよさに焦点を合わせるわけですね。
 里見八犬伝などでもそうですが、名刀・秘刀ネタはロマンをかきたてなかなか盛り上がると思います。
 あとはそこに、どういうアクションとどういうドラマをくっつけるかですね。当然、秘刀の存在が人間の動きに大きく影響与えないと行けないですし。
 もうちょっといろいろアイディア出し合ってみたいネタです。
(2000/10/27(Fri) 19:18:19)
にわか特撮オタク >  これって、前の記事に転載したり出来るんですか?
(2000/10/28(Sat) 14:07:41)
にわか特撮オタク >  最新戦隊ヒーローの「タイムレンジャー」とかをみていると、この技術で(装着シーンとか)鎧甲冑を着てくれぇ〜とかイメージが涌いてきます。(>_<)
 邦画って娯楽作品となると、コメディー物に走る傾向が強いでしょ?
 活劇とは行かないものの「爽快感」をもちつつシリアスな娯楽作品が欲しい気がします。
 なんか、こぅ……肩肘はった物ばっかりで。
 なごみ系は動物モノになってしまうし。
 もっと、見たい映画を作って欲しいですね。<出来ないなら、監督の趣味の発表会とハッキリ言った方がマシです。

 
(2000/10/28(Sat) 14:18:50)
アオキ印 > まったく同感です。少数の監督による作品展示会のため日本映画産業が破滅に瀕するとしたら、たまったものではありません。 (2000/10/28(Sat) 21:26:01)
阿僧祇 >  「公儀隠密」は江戸時代の話になるので、戦国時代にするなら、北条−上杉戦争を背景にしてみてはいかがでしょうか。
 風魔忍者や伊豆・上州の修験者などオドロチックなものも絡められますし、逆に大平野での会戦というスペクタクルなイメージを絡める事もできます。

 当時の関東地方はどっちがどっちの味方やらわからないような状態だったので、このネタに合いそうな気がします。
(2000/10/28(Sat) 23:10:13)
ラリー >  
 個人的に北野 武氏の作品は、嫌いではありません。
 おそらく、「ご法度」も見ることでしょう。
 でも、あれはあくまで大衆娯楽ではなく北野ワールド作品ですから。
 北野氏の作品も、一歩引いてみると大衆性が薄い気がします。
 で、じゃあと言って出てくる作品が、邦画は大抵コメディー(苦笑)
 とりあえず、↑に近い妖怪物(最近ありましたよね)を見てみようか
と思っています。
(2000/10/28(Sat) 23:10:30)
にわか特撮オタク
>阿僧祇さん
 いいですねぇ。北条vs上杉
 風魔忍者かぁ…く〜! (^o^)/
 修験者の思い込み思想のために、命を散らしていく武士達…。
 会戦シーンでの、大迫力の戦闘が頭の中で既に(*^^*)
 阿僧祇さんの発言を見ていて思ったのですが、演出家のような
ナイスなコメントが多いですね。<素晴らしいです。
 邦画を、嫌いになり切れない、もどかしさと期待を感じます。
(2000/10/28(Sat) 23:19:58)
阿僧祇 >  思いつきでもう一言。

 「三振りの刀が揃うと正式に関東公方になれる」!!(笑)

 設定としてはややありがちかもしれませんが、俄然、北条氏康・上杉謙信・その他の武将たちの、件の名刀へのこだわり度/争奪戦の激しさが上昇します。
(2000/10/29(Sun) 02:09:22)
阿僧祇 > 別ネタ

 尼子−大内でもイメージが湧きました。両者が雌雄それぞれ一振づつ持っているという。
 激しい戦いのうち、大内が内訌で先に滅亡し、最後に両刀を手に入れ、中国地方に平和をもたらしたのは毛利元就だった。
 そして映画の後半は主人公が替わり、元就の死後。備中高松城に隠されたその名刀を手に入れようと迫り来る織田信長旗下の羽柴秀)! 奪われた一刀を取り戻そうと暗躍するライバル・山中鹿之助! 毛利元就より雌雄の刀を託された若き名将・清水宗治の選択は…!


 …なんてのもどうでしょう。
 あるいは早世してしまった毛利元就の長男(名前忘れた)を悲劇のヒーローにするという手も。

(2000/10/29(Sun) 03:48:00)
アオキ印 > やはり、思いつきですが。
刀は三振り必要ないと思うんです。
それより、剥き身の刀と適合する鞘とが一体化すれば、大いなる神力を発揮する、という設定に変えてみては?
(2000/11/03(Fri) 01:47:17)




[39] 初めまして   投稿者:Hiroki 投稿日:2000/10/28(Sat) 12:40:14

飛べない鳥−ニワトリが、
空を飛べるようになるまでの冒険を描いた
心温まるメルヘンチックなアドベンチャー映画。


アオキ印 > 牛飼いさんのキャラクター・デザインによるアニメーションでやってみたいなあ。 (2000/10/28(Sat) 21:15:44)
ぺーすけ > 牛飼いキャラって、もっとメジャーになってよいはずだよね。あの愛らしさは世界で通用する! (2004/1/21(Wed) 12:42:03)




[9] デス=マッチ   投稿者:阿僧祇 投稿日:2000/10/26(Thu) 05:53:49

 低予算の格闘もの活劇。

 大学生の礼児は、誘われて賭けストリートファイトに出、それに
 夢中になってしまう。だがある日、ホークという名の殺人者が現れ…

 シナリオ掲載中>詳しい記事は下記に
 
http://www.top.or.jp/~asougi/IDIA/index3.htm

 真の投稿日時:2000年10月24日 09時48分52秒


アオキ印 > 阿僧祇さんの企画の中では、なんといってもこれが一番、実現の可能性が高い。適役が得られれば、インディーズでも可能ですもんね(笑)。
シナリオを読みましたが、ああいう闇試合って、本当におこなわれているんですか?
(2000/10/28(Sat) 19:50:37)
阿僧祇 >  さすがに駐車場での賭けストリートファイト大会はフィクションですけど、似たような雰囲気のアングラ挌闘試合は現実に存在します。物語とちがって、実際は合法的で、ルールも比較的安全、参加費や見物費には選手の保険料が含まれていることもあるくらいです。
 実地取材というわけではないが、私も何度か出て一週間くらい後悔する目に遭いました(笑)。
 「酔拳vs合気道」「忍法体術vs総合格闘」「テコンドー元チャンピオンvs現役プロレスラー」などという珍しい戦いもしばしばに見られます。よろしければご一緒に取材、いかがですか?
(2000/10/28(Sat) 22:18:23)
阿僧祇
 そうそう、この物語のシナリオは、「無名の俳優を使い、スタジオ使用を最小限にして、制作費500万円程度で作れるビデオシネマ」という条件にあわせて書いた習作でした。
 自分ではまあまあ気に入ってるので公開しています。

 製作するのであれば、今なら挌闘スタントの人たちを手配できます(マジにアングラ試合に出てるような挌闘家の人たち(笑))

(2000/10/28(Sat) 22:22:55)




[29] こんな映画   投稿者:有無相生 投稿日:2000/10/26(Thu) 09:53:33

 見て、ほのぼのとする映画がいいですね。
 猿岩石が以前やったアジア横断の旅をドキュメンタリーにしたようなイメージ。
 アジアの人間の素顔、国々の文化を映像を通して伝え、しかも、見知らぬ人間を暖かく受け入れる場面が見られるのもいいですね。21世紀は、アジアの世紀といわれますが、そのきっかけを映像として捉えるという。
 各国のいろいろな問題(人口問題、食料問題、宗教問題など)が、映像のなかで紹介され、見る人に新たな世紀に残された様々な問題を提起する。
 なんだか、ユネスコの映画みたいですが。

<投稿を転載>


阿僧祇 >  ただドキュメントとして流すのではなく、それをストーリーに絡めていったら面白そうですね。
 例えば貧困の現状を紹介するだけでなく、その貧困をたとえ部分的であろうと克服しようと努力する物語、あるいはそれを知らなかった人がその中へ投げ込まれていろいろとんちんかんをやるストーリーとか…

<投稿を転載>
(2000/10/26(Thu) 09:55:11)




[4] 地雷原   投稿者:アオキ印 投稿日:2000/10/16(Mon) 18:03:51  

 全世界で爆発的なヒットを飛ばしたアニメ大作「アイアン・キング」。
 日本の大物漫画家の盗作だということで、弟子たちやファンが結束し、ハリウッドの映画会社に対して、訴えを起こす。
 だが相手は、謝意を示すどころではない。過去に米国製の映画やコミックをもとにおこなわれた日本側の「盗作」を片っ端から掘り返し、次々と逆訴訟するという徹底的な反撃に出てきたのだ。
 アメリカ側による賠償請求額はたちまちのうちに、日本の国家予算を超えるほどの巨額へと膨れ上がり、日本の映像・コミック・ゲーム業界は壊滅、ついに日本経済全体が、大恐慌に見舞われる……。  





[10] 警視庁最終課   投稿者:阿僧祇 投稿日:2000/10/24(Tue) 09:51:24

 狂信的なテロリストグループ「新日本革命連盟」と戦う、重火器の使用を密かに許可された警視庁の最終兵器・清水広康と京都府警のインテリ刑事・赤羽勝コンビの超法規的活躍を描く娯楽活劇。
 サイボーグテロリストや原発爆破作戦・東京殲滅計画など、死闘はエスカレートしてゆく…

 テーマ曲のMIDI(SC-55mk2対応)を掲載中
 詳しくは下記urlで
http://www.top.or.jp/~asougi/IDIA/index3.htm





[37] はじめまして   投稿者:ももこ 投稿日:2000/10/28(Sat) 07:48:30

遊びに来て下さって、ありがとうございます。
こちらの掲示板に書き込むのはかなりおこがましいように思ったのですが、
せっかくなので書いてみました。
ぼんやり、人生ものの映画もたまにはいいかも。
いっぱいの夢に向かって頑張ってきた少女。
だけど、大人になって、そのすべての夢が叶ったとき、人生にむなしさを感じる。
本当の人生の楽しみについて、模索していく・・・という話。
そんな映画を見たいー。人生の路頭に迷っているももこでした。


まこと > 第二の人生ですか・・(^^)
 ちなみに夢って、叶うと次の夢がでてくるっていいます
よね。 そこはどう思います?
 すべての夢が叶った時か・・ うらやましい悩みかも。

 どちらかというと、自分の全てだと思っていた事を失っ
た時に模索する気がする。 叶った時は失った時なのかな。
(2000/10/28(Sat) 12:10:51)
アオキ印 > ヒロインが大人になり、すべての夢がかなったとき、人生にむなしさを……。
「日本の少女が抱く夢のすべて」って、どういうものでしょう? まず、そこから逆算して考えるといいと思います。
(2000/11/03(Fri) 01:03:46)
アオキ印 > これをお読みの方で、若いお嬢さんがおられましたら、「現代の女の子が思い描く夢」なるものを、具体的なカタチで列挙していただけないでしょうか? (2000/11/03(Fri) 02:31:18)
アオキ印 > ともあれ、「すべての夢がかなえられた大人の女」という存在は……財力、社会的地位、ロマンスの相手、すべてにおいて飛びぬけているはず。そしておそらく、不動の名声をも得ているのでしょう。
そんな女性が「人生の本当の楽しみを模索する」ためには、お忍びでひっそりと行動するか、いっそ「アンナ・クリスティナ」のように、すべての獲得物を返上して、求めるものへとまっしぐら。
そういう状況が想定されます。
(2000/11/08(Wed) 03:29:03)




[95] 小津安二郎調でスプラッタを!   投稿者:アオキ印 投稿日:2000/11/25(Sat) 04:37:34  

 小津安二郎の名は、大クロサワ以上に、日本映画のシンボルとして知れ渡ってますよね。
 あの人の映画って、いかにも、白井佳男が大絶賛、それからタモリが酷評しそうな雰囲気でしょう?
 そこで、思うんですが。
 「十三日の金曜日」みたいに超スプラッタなのを、小津映画のスタイルで演出したらどんなものかと。
 殺しの場面でも、カメラはじっと据えたまま、被害者と加害者との対面的な切り返しを多用して描く。人物の会話も、あの原節子や笠智衆の語り口そのもの。
「お父様、お隣りで殺しが」
「そんな金属野球棒、振り回すんじゃない。危ない、危ないよう」
 みたいな感じでね(笑)。
 笑える仕上がりになるだろうな。
 世界に通用するパロディの傑作にできそうな予感が……。


ふじき78 > ピンク映画版小津パロディーというのは周防監督が確か撮ってましたね。
スタイルをパロディーで見せる場合、ワンアイデアなら、30分くらいが限度だと思います。そこで、最初の殺人が起こる導入部、殺人が頻発する中間部、殺人犯と主人公が対決するクライマックスを小津の部、溝口の部、黒沢の部(外国の監督でも誰でも可)などと明確に分けて、画面にも明示してしまってはどうでしょう?
しかし、こういったスタイルのパロディーはタランティーノは喜びそうだけど、パイの狭い映画マニアに向けて発信するものだから、メジャー展開としては難しいかもしれません。何か他に映画監督なんかをあまり気にしない浮動層を取り込めるようなアイデアはないでしょうか?
(2000/11/25(Sat) 11:46:17)
アオキ印 > これ、以前の特集掲示板への投稿文の採録です。あんまり意見書きが少ないもんで、ひとつ景気付けに(笑)。
 マジでやろうとは考えていませんし、やるとしても、「ケンタッキー・フライド・ムービー」みたいなギャグ大全集の中での一話で、ちょうどいいような。
(2000/11/25(Sat) 13:20:35)




[89] 夢と現実の狭間の物語。   投稿者:O/Z 投稿日:2000/11/20(Mon) 20:24:45  

ちと、具体的なのも考えてみました。
 一人の男がいて、この男、病気。現実と妄想(夢)の
違いが自分でわからない。端から見ると、普通に
目をあけて行動しているけれども、男は無意識も
しくは夢だと思って罪の意識もなく行動をしたり、
また夢で見たことを現実だと思って、実社会で復讐
しようとしたりする。
 物語の始まりでは、勘違いが多い人・忘れっぽい
人程度に思われていた男の行動も、しだいに派手に
犯罪的に加速していく。しかし、あるとき突然、夢
から覚めたように現実を意識してしまい、自分のお
こなってきた事を自覚してしまい、その恐怖から狂
ってしまう話。病気の影響ではなく、正気に戻って
いることを悟られるとどうなるか・・・その恐怖も
あり、今度は心とは裏腹に、罪の意識を感じながら、
狂ったような行動を続け、逃避的に錯乱を望んでいく。

最後は、どうしましょ。こんな感じの映画、どうでしょ。


アオキ印 > O/Zさんが狙っているのは、境界例病質者の認知能力にまつわる法的処遇の区分が鍵となったサイコ・スリラーでしょう。
 素朴な疑問ですが、精神病理学的に言って、この主人公のような状況が存在しえるものなんですか?
 「突然、正気に戻る」なんて、突然酔いから覚めるようにはいかないんじゃないかと思えますが。
 しかも、そこから自分が犯した行為にショックを受け、発狂してしまうといったことが起こるでしょうか?

 正常な人間が精神異常者をよそおって殺人を犯し、死刑をまぬがれ精神病院のほうへ収監されるが、数多の狂人に取り巻かれて暮らすうち本当に狂ってしまう、という映画がずいぶん昔にあったようですが、そんな眉唾めいた筋書きひとつからも時代的な古さは否定できません。

 今では、狂人を描くにしても医学考証をしっかりやらなければ観客が真に受けなくなりつつあります。いえ、それどころか、精神的に世の中に適応できない人たちを尺度にして社会制度のゆがみようを測り、正していく時代となってきたのです(炭坑で毒ガス検知用に、籠の鳥を役立てるのとおなじですね。「心の病を患う人は他の人たちより社会の悪条件に敏感だから、不適応を呈している。そのような社会の仕組みは改めないと、他の人たちにも良くない」という発想です)。

 これは二十一世紀を通じて、重要な動きとなるでしょう。
 将来的には、精神異常者をそれだけで危険な存在として描くような映画は、名監督グリフィスが黒人たちを極端な偏見のもとに扱った、悪名高い「国民の創生」のように、轟々たる非難を浴びることになるかもしれないのです。
(2000/11/23(Thu) 01:50:47)
O/Z > 正直言って、アオキ印さんからお返事をもらった意味が
さっぱりわからなくてすいません。とくに、「境界例病質者の認知能力にまつわる法的処遇の区分が鍵となったサイコ・スリラー」・・・というあたりになると、もうさっぱりなのですが、ただの映画が好きな中学生なんですいません。
 別に偏見とかを描きたかったわけじゃなく、ただ「精神的に追い詰められていく人間」が見たかっただけで、それ
も「正常な人間が、異常な人間の秘密をさぐる」とかいうのではなく、「異常な人間自身が、自分をみつめる」というのが見たかったのです。
 そういう状態が、ありうるのか、ありえないのか、分かりませんし、精神病理学的にというのも、分かりません。
でも、ただそういう映画が見たかっただけで、例えばファイトクラブなんかは、二重人格みたいな狂った魅力的な主人公を描いていたので、面白いかと思いました。しいていえば、実在はしていないが、しないとは言いきれないサイコな人。突発的になにかをしてしまって、自分でも信じられないけれど、やってしまったことは覚えている人。
 なんか、古くて、さらに非難を浴びるかもしれないということで、私はここに参加するだけのレベルがないようです。全然、私のレベルが低くて、参加してはいけないようなきがするので、もう書かないので、許してください。
(2000/11/23(Thu) 17:46:03)
アオキ印 > O/Zさんへ。
 言葉が批判調となり、驚かせたことをお詫びします。
 あなたが中学生とは知らず、もっと大人の方かと思っていました。
 私も心理学を学び始めたのは十五歳をすぎてからなので、O/Zさんになにもわからないのは当然かもしれません。
 個人的には、個々の犯罪的症例などより、文化にまで姿を変えた集団性の狂的状態――はるかに人類に甚大な災厄をもたらしてきたもの――のほうにずっと興味があるし、そうした恐怖を描くことがこれからの方向とも思うのですが。
 ともあれ、サイコ・パスを扱った題材が興味をそそるのはたしかですから、悪い狙いではないでしょう。
 どうかこれからも、浮かんだ考えをご自由に述べることで、参加を続けていただきたいと思います。
(2000/11/23(Thu) 20:37:20)
ふじき78   (管理者により発言削除)   
当サイト管理人 > ふじきさんへ。
あなたのご意見は、しっかりと受けたまわりました。
しかし、ご発言は、企画案の内容と具体的にかかわることだけにとどめていただければと思います。
ああいった投稿は、話がほかの方向へ飛んでしまい、掲示板が荒れる一因となりますので。
(2000/11/24(Fri) 18:13:14)
ふじき78 > この一言だけは載せていただきたい。
「O/Zさん、レベルなんて物はないのだから、ちゃんと又書きに来るのだよ。」
この文の下からは企画案の話でどうぞ(この書き方でも消されるかな?)。
(2000/11/24(Fri) 19:13:28)
のぶなが > 本当にこの話は、きみが見たいと思ったものなのかな?
なんか、今の作品の風潮に(サイコ的な奴が主流の)流されているだけに見えて仕方ない。
はっきり言うけど、手垢でよごれたネタなんていらないんだよ。
新しいこと、斬新なこと、こういうのが欲しいからここのホームページは開いてあるんでしょ?
そういうのが見たいから僕もここに来てみたんだよ。
君はまだ中学生だそうだね。まだ若い。若さの特権を、君はまだ生かせずにいる。
若いんだからもっとのぶのび、いきいき、おもいきりのいいアイディアを浮かべられるはず。
大丈夫、君はこれからの人間だよ。新しいものをどんどん生み出して。
過去の奴らが吐き出して行ったものに、呑まれないで踏み抜いていこう。
あともうひとつ。知識は作品作りに大変重要な位置を占めている。知識がないと所詮うすっぺらい物しか出来ない。
中学生だからここらへんはやはり厳しいかもしれんけど、図書館とかで根気よく調べよう。
好きなことならいくらでも興味は沸くはず。
沸かないなら、それは君が本当にその事について好きじゃないって事。
これは僕も経験済み。だから大学に行ってんだけどね。
じゃ、がんばってね。あと、創作に没頭して勉強がおろそかにならないように。
歳をとると説教臭くていかんな…(笑)
(2000/11/25(Sat) 09:14:25)



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